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船橋大神宮が自然共生サイトに認定!
令和7年12月28日(日)
(写真提供:船橋市役所)
皆さん、こんにちは
いつも船橋大神宮をご参拝下さり、ありがとうございます。
船橋大神宮には、豊かな境内の自然と、年間を通し様々なお祭りや催しがあります。
こちらでは、そんな大神宮のご社頭のあれやこれやをご紹介するブログを始めることになりました。
いろいろな一面を知って頂けたら、と思っております。
まず第1回は、大神宮の自然についてのお知らせです。境内では今、秋の紅葉が散り敷いて歩く度に、カサカサと音を立てていますが、そんな中、沢山の鳥や虫たちはまだ元気に活動しています。
鳥たちが、飛ばずに歩いて移動している・・・そんな光景は外敵が少ない環境であるからのようです。
実はこのほど、このような大神宮の自然環境が国からの認定を受けました。
「自然共生サイト」というものです。
「自然共生サイト」とは「民間の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域」として、環境省、農林水産省、国土交通省から認定された場所のことですが、令和7年4月に法制化されてから初めての認定区域の1つに選ばれたのです。
境内の自然環境については、令和5年、6年にわたり、船橋市にある東邦大学の有志の学生さん方25名の方が「生命圏フューチャー・センター 船橋大神宮生態調査プロジェクト」として調査し、その結果をまとめ、調査報告会で発表して下さいました。
次回にご紹介しますが、4種類の美しいパンフレット(通年、春、夏、秋)も、すべて学生さん方の手によって作られました。現在、授与所にてご案内しています。
境内には、「イヌノフグリ」や「アマナ」などの千葉県内でも希少な草木や、昆虫ではやはり千葉県での絶滅危惧Ⅱ類相当に指定されている「ホソミイトトンボ」などが観察されるなど、その調査結果からは、大神宮の緑地がもつ意外な底力を知ることができたのです!
この調査の結果と活動が認められ、上記の認定を受けました。都市部という環境にありながら、神社という特徴も生かしつつ、生物の多様性を守っている、という点が評価されたということです。
今回、船橋市内での認定が初ということもあり、11月17日船橋市長への表敬訪問が行われました。
宮司、神社関係者と共に、東邦大学のプロジェクトリーダーであった宮﨑いつ歌さんをはじめ、パンフレットの表紙デザインを手がけた内田ゆづきさん、ご指導くださった柴田理学部准教授、古田東邦大学理学部長とご一緒に伺い、松戸市長からも励ましのお言葉を頂きました。船橋の緑地の一端を守る責任をあらためて感じています。
皆様も、お参りに来られた際には、是非境内の自然にも目を向けていただけたら、と思っております。




